ロジクール(Logicool)「K120」は、有線・フルサイズ・耐水設計を必要最低限の価格で実現した定番モデルです。USBに挿すだけで即使用、テンキー付きのフル配列、最大1,000万回のキーストローク耐久、3年保証が魅力。静音性は“完全静音”ではないものの、軽いタッチで打ちやすく、事務作業・学習・リモートワークの常用に向く一台です。
本記事では、キーボード選びの悩み(「有線で安くて長持ちする定番が欲しい」「テンキーが必要」「水こぼしが不安」など)に対して、K120の強み・弱み・他モデルとの選び分け・購入判断基準まで、実用目線で詳しく解説します。
まとめ(要点サマリ)
- 作業特化のベーシックモデル:有線USB・フルサイズ・テンキー付き・薄型で、誰でも迷わず使える
- 高耐久&耐水:最大1,000万回のキーストローク、60mlの水こぼし試験を想定(※浸水不可)
- タイピングは軽めで素直:軽い力で入力しやすいとの評価が多い。一方、打鍵音は“完全静音”ではない
- 価格メリットが大きい:税込2,200円というコスパの良さ。3年保証で長く使える安心感
- 用途適性:日常の文書作成~表計算、学習、在宅勤務に最適。カジュアルなゲームにも可(同時押し上限等は不明)
こんな人におすすめ / 向かない人
区分 | 該当する人 |
---|---|
おすすめ | 有線で確実に動くフルサイズが欲しい / テンキー必須の表計算・経理作業 / とにかく壊れにくい定番がいい / 予算を抑えたい / 学習用・サブ機用にシンプルな一台が欲しい |
向かない | 完全な静音を求める(図書館や自習室レベル) / キー荷重や配列に強いこだわりがある / 無線やマルチペアリングが必須 / カスタマイズ(キーリマップ、ホットキー専用機能など)を重視 |
スペック・仕様一覧
項目 | 数値・内容 | 備考 |
---|---|---|
製品名 | ロジクール K120 | 有線フルサイズキーボード |
接続方式 | 有線(USB) | プラグ&プレイ |
レイアウト | フルサイズ(テンキーあり) | 拡張Fキー搭載 |
耐久性 | 最大1,000万回キーストローク | ※Num Lockキーは含まず |
耐水設計 | 60mlの水(試験条件) | こぼし対策想定。浸水不可 |
角度調整 | あり(ティルトレッグ) | 安定性のある脚部 |
キー印字 | 読みやすいキー | 仕様詳細は不明 |
スペースキー | 曲線状 | 打鍵しやすい形状 |
静音性 | 静音設計(完全無音ではない) | 打鍵音は「多少する」 |
互換OS | Windows 10/11以降 | 公式対応と明記。その他は不明 |
保証 | 3年間のメーカー無償保証 | ロジクール |
サイズ/重量 | 不明 | 公称値未確認 |
ケーブル長 | 不明 | 公称値未確認 |
カラー | 不明 | 一般的には黒系の印象(未確定) |
価格(税込) | ¥2,200 | 記載時点の情報 |
※耐水は防水ではありません。濡れたまま使用・浸漬は不可。
※一般的なUSB HIDとして他OSで認識される可能性はありますが、公式対応はWindows 10/11以降です。
実使用レビュー(軸ごとの評価)
1. タイピング体験:軽めで素直、すぐ慣れる
- 軽いキータッチで、長文入力でも負担が少ないとの声が多いです。
- 薄型・低背のキーはブレが少なく、“普通に打ちやすい”という印象。
- 打鍵音は「静音設計」とはいえコトコトとした音は出ます。自室・オフィスでは概ね許容、自習室レベルの静粛性は非対応と考えるのが堅実。
2. 操作性・配列:迷わず使えるフル配列
- テンキー搭載により、Excelや会計ソフトなど数値入力が多い作業で効率的。
- 拡張Fキーが並ぶベーシックな配列で、買ってすぐ違和感なく使い始められるのが利点。
- 角度調整レッグで手前側を少し持ち上げられ、手首への負担を軽減しやすい設計。
3. 耐久性・保守:1,000万回&耐水で“壊れにくさ”重視
- 最大1,000万回のキーストロークはこの価格帯では頼もしいスペック。
- 60mlの水こぼし想定の排水構造で、万一の飲み物事故にも一定の安心感。
- 3年保証で、長期使用のリスクもカバー。
4. 静音性:完全静音を求めるなら注意
- メンブレンらしい柔らかさはあるものの、無音ではないため、図書館・試験会場のような環境には不向き。
- 家庭・オフィス・リモート会議中のメモ用途などでは現実的に許容されやすいレベル。
5. コストパフォーマンス:この価格で“必要十分”
- 税込2,200円で、有線の安定・フル配列・耐水・3年保証。導入コストが低く、継続費用も不要(充電不要・電池不要)。
- 消耗や汚れを気にせずガシガシ使える“道具感”が魅力。
用途別おすすめ(選び方の目安)
用途 | 推奨度 | 理由・注意点 |
---|---|---|
事務・在宅ワーク | 高 | テンキー・拡張Fキー・有線安定・低価格が噛み合う |
学習・タイピング練習 | 高 | 軽いタッチで疲れにくい/壊れにくく扱いやすい |
家計簿・データ入力 | 高 | テンキー必須派にフィット |
カジュアルなPCゲーム | 中 | 基本は快適だが、同時押し上限など詳細仕様は不明 |
静寂必須の場(図書館等) | 低 | 静音だが無音ではないため配慮が必要 |
モバイル運用 | 中 | フルサイズは据え置き向き。携行性は高くない(サイズ/重量は不明) |
競合・代替の考え方(選び分けの指針)
固有モデル名や数値の第三者情報は本稿では挙げません。ここではカテゴリ別の選び方に絞ります。
カテゴリ | こんな人向け | K120との違い |
---|---|---|
有線フルサイズ(K120) | 低価格・長期運用・テンキー必須 | 価格・耐久・安定性のバランスが最強クラス |
無線フルサイズ | ケーブルレスが最優先 | 電池/充電の手間、価格上昇の傾向 |
静音特化モデル | 打鍵音を極力抑えたい | 価格上昇しやすい/打鍵感が変わる |
コンパクト(テンキーレス/75%) | スペース重視・マウス可動域拡大 | テンキー非搭載/配列慣れが必要 |
判断軸
- テンキーが必要か
- 有線の安定性を優先するか(遅延・バッテリー管理なし)
- 静音要求レベル(“静音”と“無音”は別物)
- 設置スペース(フルサイズは横幅を要する)
メリット / デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
税込2,200円の低価格 | 完全な静音ではない(音は多少する) |
有線の安定性・遅延なし | サイズ/重量/ケーブル長の詳細は不明 |
フルサイズでテンキー搭載 | 配列やキー荷重の細かなカスタムは不可 |
耐水設計(60ml)&3年保証 | 無線・マルチデバイスなどの拡張機能は非対応 |
軽いタッチで誰でも馴染む | ゲームの同時押し上限など詳細仕様は不明 |
価格・購入タイミング
- 価格目安:税込 ¥2,200
- セール傾向:特定の時期の割引有無は不明。一般論として大型セールでキーボードが値引きされることはありますが、K120個別の傾向は確認できていません。
- 保証/サポート:3年間のメーカー無償保証
- 返品可否:販売店のポリシーによるため不明
結論:すぐ必要で、上記仕様が条件に合っているなら定価帯でも十分に“買い”。セール待ちの価格メリットは不確定です。
安全性・取り扱いの注意
- 耐水=防水ではありません。60mlの水こぼしを想定した設計であり、浸漬は不可。
- こぼした場合は即座にUSBを抜き、電源を切り、液体を排出・乾燥させてから再接続してください(復帰を保証するものではありません)。
- 清掃時は強い溶剤・アルコールの多用を避け、乾いた布や軽い湿り気のクロスで拭き取り推奨。
- ケーブルを過度に曲げない。ティルトレッグの開閉はやさしく。
- 感電・ショートの恐れがあるため、濡れた状態での通電は避けてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. macOSやChromeOS、Linuxでも使えますか?
A. 一般的なUSBキーボードとして認識される可能性はありますが、メーカー公式対応はWindows 10/11以降です。その他OSは不明または自己責任になります。
Q2. 打鍵音はどのくらい静かですか?
A. 静音設計ですが、完全に無音ではありません。自室や一般的なオフィスでは概ね許容されやすい一方、図書館や自習室レベルだと周囲に配慮が必要です。
Q3. ゲーム用途はどうですか?
A. カジュアル用途なら問題なく使えるケースが多いです。ただし、同時押しの上限やアンチゴースト仕様は不明です。多キー同時押しを前提にする競技的プレイでは、仕様確認や専用機の検討をおすすめします。
Q4. 日本語配列(JIS)ですか?
A. 本稿での公称確認は不明です。購入ページや型番の表記(JIS/US)を必ず確認してください。
Q5. ケーブル長や本体サイズを知りたい
A. 不明です。設置スペースに余裕がない場合は、販売ページの寸法表記を確認のうえで購入してください。
購入判断フローチャート(簡易)
- テンキーは必要? → Yes:次へ / No:テンキーレスやコンパクト配列を検討
- 有線の安定・充電不要が良い? → Yes:次へ / No:無線モデルを検討
- 完全静音が必須? → Yes:静音特化モデルへ / No:次へ
- 価格は2,000~3,000円台が目安? → Yes:K120が有力候補 / No:上位モデルや特化型と比較
- 水こぼしリスクがある? → Yes:K120の耐水設計が安心 / No:最終判断へ
- 最終判断:上記条件に合致 → K120は“買い”
まとめ:十分な機能を備えたコスパ最強な逸品
- 有線の安定・テンキー・耐水・3年保証が2,200円で手に入る、堅実な“道具”。
- 軽いキータッチで打ちやすいが、完全静音ではない点だけ意識。
- 事務作業・学習・日常使いのメイン機/サブ機として、コスパ重視の第一候補におすすめします。
最後に:
“迷ったらK120”という選択は理にかなう、そんな堅実な一本です。要件(テンキー要/有線安定/低価格)に合うなら、まずはここからで失敗しません。
コメント