【徹底レビュー】REDMAGIC 10 Air|薄型パワフル高スペックでゲーミングスマホの新境地!

REDMAGIC 10 Air 暮らし
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ゲーミングスマートフォン市場に新たな風を吹き込む「REDMAGIC 10 Air」が2025年5月26日についに発売されました。ZTEのゲーミングブランドREDMAGICによる最新作は、従来のゲーミングスマホの概念を覆す薄型軽量ボディと圧倒的な性能を兼ね備えた一台です。

本機はゲーマー向けの高性能さはそのままに、日常使いの快適さも追求したモデル。これまでのREDMAGICシリーズといえば空冷ファンを搭載するのが特徴でしたが、今回は名前の通り「Air(空気のように軽い)」をコンセプトに、薄さと軽さを徹底的に追求しています。

「REDMAGIC 10 Air」は、Snapdragon 8 Gen 3を採用した上に、520Hzショルダートリガー120Hzリフレッシュレート対応ディスプレイ、6,000mAhの大容量バッテリーなど、ゲーマー垂涎の機能を満載しているにもかかわらず、8万円台から手に入れられるコストパフォーマンスの高さも魅力です。

徹底的に機能と使い勝手をレビューし、このREDMAGIC 10 Airが本当に「買い」なのかを検証していきます。

驚異のスペックを持つREDMAGIC 10 Air

まずは、REDMAGIC 10 Airの基本スペックを確認してみましょう。

項目仕様
プロセッサーSnapdragon 8 Gen 3 + RedCore R3ゲーミングチップ
メモリ12GB / 16GB LPDDR5X RAM
ストレージ256GB / 512GB UFS 4.0
ディスプレイ6.8インチ BOE Q9パネル、1116×2480解像度、120Hzリフレッシュレート、最大1600ニト輝度
タッチサンプリングレートマルチポイント最大960Hz、ピンポイント最大2000Hz
バッテリー6,000mAh、最大80W高速充電対応
冷却システム9層ICE-X冷却システム(熱伝導率80W/mK、6100mmベイパーチャンバー)
特殊機能520Hzショルダートリガー、画面下カメラ(UDC)、パイパス充電
サイズ・重量164.3mm×76.6mm×7.85mm、205g
カラーHailstone(ホワイト)、Twilight(ブラック)、Flare(オレンジ)
価格12GB+256GBモデル:84,800円、16GB+512GBモデル:109,800円

この仕様表を見ただけでも、最新のゲーミングスマホとして申し分ないスペックであることがわかります。さらに、7.85mmという薄さと205gという軽さは、同クラスのゲーミングスマホと比較しても驚異的な数値です。

では、実際にREDMAGIC 10 Airの各機能を詳しく見ていきましょう。

圧倒的なパフォーマンスを誇るプロセッサーとメモリ

REDMAGIC 10 Airは、Snapdragon 8 Gen 3を搭載しています。2025年5月時点では最新チップではないものの、まだまだ現役のハイエンドチップセットであり、どんな重いゲームでもスムーズに動作させる処理能力を持っています。

さらに注目すべきは、RedCore R3ゲーミングチップとCube AIアルゴリズムを組み合わせることで、ゲームの処理を最適化している点です。実際にプレイしてみると、最新のハイエンドチップを搭載したモデルとほとんど変わらない、非常に快適なゲーム体験が可能です。

メモリとストレージの組み合わせも申し分なく、LPDDR5X RAMとUFS 4.0ストレージにより、アプリの切り替えやデータの読み書きもストレスなく行えます。特に16GB RAMモデルでは、複数の重いゲームを同時に起動しておいても、メモリ不足になることはほとんどありませんでした。

ベンチマークテストでも、同世代の他のフラグシップスマートフォンに引けを取らない結果を出しており、純粋な処理性能という点では文句のつけどころがありません。

ディスプレイ:没入感抜群のUDCディスプレイ

REDMAGIC 10 Airのディスプレイは、6.8インチのBOE Q9パネルを採用。最大の特徴は、画面下に埋め込まれたUDC(Under Display Camera)です。これにより、パンチホールやノッチと呼ばれる画面の欠けがなく、93.7%という高い画面占有率を実現しています。

ゲームや動画視聴をする際、画面全体をフルに使えるのは想像以上に没入感が高まります。特にFPSゲームなどでは、敵の動きを見逃しにくく、視認性の向上に直結します。

リフレッシュレートは最大120Hzで、スクロールやアニメーションがとても滑らかに表示されます。さらに、タッチサンプリングレートがマルチポイントで最大960Hz、ピンポイントで最大2000Hzという高い数値を誇り、指の動きに対する反応が非常に速いため、ゲームでの操作精度が格段に向上します。

最大輝度は1600ニットで、屋外の明るい場所でも画面が見やすく、色鮮やかな表示が可能です。ゲームの美しいグラフィックを存分に堪能できるディスプレイだと言えるでしょう。

ゲーマー必見の専用機能

520Hzショルダートリガー

REDMAGIC 10 Airの右側面には、520Hzの高速応答性を持つショルダートリガーが配置されています。このトリガーをゲーム内の様々な操作に割り当てることで、スマホをゲームコントローラーのように使うことが可能になります。

FPSゲームで射撃や照準、レースゲームでのアクセルやブレーキなど、自分好みのカスタマイズが可能で、タッチ操作よりも直感的で正確な操作が可能になります。520Hzという高い応答速度は、プロゲーマーでも満足できるレベルであり、ゲームでの勝敗を左右する一瞬の差を生み出します。

REDMAGICゲームスペース

本体左側面には「マジックキー」と呼ばれる赤いボタンが搭載されており、ワンタッチで「REDMAGICゲームスペース」を起動できます。このゲームスペースでは、インストールしたゲームを一元管理でき、各ゲームごとに詳細な設定が可能です。

パフォーマンス優先モードやバッテリー節約モード、カスタムモードなど、ゲームに合わせた最適化が簡単に行えるのも魅力的です。また、ゲームプレイ中にはフローティングウィンドウとして別アプリを起動したり、ゲーム画面のアスペクト比や表示方向を自由に変更できる機能も備えています。

例えば、プレイ中に攻略サイトを参照したり、友達とのチャットを続けながらゲームをプレイするといった使い方が可能になり、マルチタスクの効率が大幅に向上します。

革新的な9層ICE-X冷却システム

ゲーミングスマホで最も重要な機能の一つが冷却システムです。REDMAGIC 10 Airは従来モデルの特徴であった空冷ファンを搭載していませんが、その代わりに9層構造の「ICE-X冷却システム」を採用しています。

複合液体金属を使用し、熱伝導率は80W/mKという高い数値を実現。6100mmという広大なベイパーチャンバーが内部の熱を効率的に分散させます。この冷却システムにより、長時間のゲームプレイでも本体の温度上昇を最小限に抑え、性能低下(サーマルスロットリング)を防ぎます。

実際に1時間以上連続でゲームをプレイしても、本体温度の上昇は抑えられており、パフォーマンスの低下もほとんど感じられませんでした。さらに、別売りの「REDMAGIC VCクーラー 6 Air」を装着すれば、最大3度の冷却効果があり、より快適なゲーム体験が可能です。

長時間のゲームプレイを支える6,000mAhバッテリー

REDMAGIC 10 Airは6,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これにより、重いゲームでも5〜6時間の連続プレイが可能です。通常使用なら1日半から2日程度持続するため、バッテリー切れの心配が少ないのも嬉しいポイントです。

さらに80W高速充電に対応しており、短時間で大容量バッテリーを充電できます。実測では、0%から100%まで約45分で充電完了するという驚異的な速さです。

加えて、パイパス充電機能も搭載されており、充電中のゲームプレイでもバッテリーへの負担を軽減し、発熱を抑えることができます。これにより、充電しながらのゲームプレイでもパフォーマンスが落ちにくく、長時間のゲームセッションにも対応できます。

薄型軽量ボディの使い心地

REDMAGIC 10 Airは、名前の通り「Air(空気のように軽い)」をコンセプトに開発されました。サイズは164.3mm×76.6mm×7.85mm、重さは205gと、ゲーミングスマホとしては信じられないほど薄型軽量です。

内部パーツの配置を見直したことで、上下の重量比が1:1となっており、片手で持った時のバランスも良好です。これまでのゲーミングスマホは重くて厚いというイメージがありましたが、REDMAGIC 10 Airはその概念を覆す仕上がりになっています。

日常使いのスマホとしても違和感なく使えるサイズ感は、ゲーミングスマホの新たな可能性を示しているといえるでしょう。

独自の「Aesthetic(美しさ)」「Individuality(個性)」「Race(競技性)」

REDMAGIC 10 Airの「Air」には、「Aesthetic(美しさ)」「Individuality(個性)」「Race(競技性)」という3つの意味が込められています。

デザイン面では、Hailstone(ホワイト)、Twilight(ブラック)、Flare(オレンジ)の3色展開で、特にFlare(オレンジ)は鮮やかな個性を放っています。背面のデザインも洗練されており、ゲーミングスマホ特有の派手さを抑えつつも、高級感のある仕上がりになっています。

カラーによって発売日が異なり、ブラックとホワイトは5月26日発売、オレンジは6月末発売となります。また、オレンジモデルは16GB+512GBの上位モデルのみのラインナップとなっています。

Google Gemini AI搭載による先進機能

REDMAGIC 10 AirはGoogle Gemini AIを搭載しており、様々な先進機能を利用できます。テキスト生成や画像認識、音声アシスタントなど、日常使いでも役立つ機能が満載です。

特にゲームにおいては、AIによる最適なゲーム設定の提案や、プレイスタイルに合わせたカスタマイズ提案など、よりパーソナライズされた体験が可能になっています。

通信と接続性

REDMAGIC 10 AirはデュアルSIMに対応しており、2回線を同時に使用できます。また、NFCにも対応しているため、Google Payを使ったキャッシュレス決済も可能です。

通信速度も申し分なく、オンラインゲームでの安定した接続を実現します。Wi-Fi 6Eにも対応しており、自宅での高速インターネット接続も快適です。

価格とコストパフォーマンス

REDMAGIC 10 Airの公式ストアでの販売価格は、12GB RAM + 256GBストレージモデルが84,800円、16GB RAM + 512GBストレージモデルが109,800円となっています。

同じような性能を持つ他社のゲーミングスマホと比較すると、かなりリーズナブルな価格設定と言えるでしょう。Snapdragon 8 Gen 3チップセットを搭載したスマートフォンとしても、この価格帯は非常に魅力的です。

特に12GB RAMモデルは8万円台で購入できるため、ハイエンドゲーミングスマホに初めて手を出す方にもおすすめです。一方で、より快適な体験を求めるヘビーユーザーには16GB RAMモデルがおすすめで、将来的なゲームの高度化にも対応できる余裕があります。

モデルRAMストレージ価格発売日
Hailstone(ホワイト)12GB256GB84,800円5月26日
Hailstone(ホワイト)16GB512GB109,800円5月26日
Twilight(ブラック)12GB256GB84,800円5月26日
Twilight(ブラック)16GB512GB109,800円5月26日
Flare(オレンジ)16GB512GB109,800円6月末

実際のゲームプレイ体験

REDMAGIC 10 Airで実際に人気ゲームをプレイした結果を見てみましょう。

FPSゲーム(PUBG Mobile、Call of Duty Mobile)

FPSゲームは、高フレームレートと応答速度が重要です。REDMAGIC 10 Airでは、最高設定でも60FPS以上を安定して維持できました。特に520Hzショルダートリガーを使うことで、画面をタップする従来の操作方法と比較して、格段に正確な射撃が可能になります。

また、6.8インチの大画面で画面の欠けがないため、敵の動きを見逃しにくく、戦略的な優位性があります。熱暴走による性能低下もなく、長時間のバトルロイヤルモードでも快適にプレイできました。

MOBA(Arena of Valor、Mobile Legends)

MOBAゲームでは、複数のキャラクターやエフェクトが画面に表示されても、フレームレートの低下はほとんど見られませんでした。タッチ操作の精度も高く、スキルの発動やマップのスクロールがスムーズです。

ゲームスペースの機能を使えば、敵の動きを見逃さないように画面の明るさを自動調整したり、タッチ感度を細かく設定することもできます。

レースゲーム(Asphalt 9、Real Racing 3)

レースゲームでは、美しいグラフィックと滑らかな動きが重要です。REDMAGIC 10 Airの高輝度ディスプレイでは、夕焼けやライトの反射などの細かい描写も美しく表現されています。

ショルダートリガーをアクセルやブレーキとして使用すると、従来のタッチ操作よりも正確な操作が可能になり、レースでの勝率向上につながります。

REDMAGIC 10 Airの総合評価

REDMAGIC 10 Airは、ゲーミングスマホの新たな形を提示した意欲作と言えるでしょう。従来のゲーミングスマホのように厚くて重いというデメリットを解消しつつ、ゲーマーが求める高い性能と専用機能を両立させています。

長所

  • 薄型軽量ボディながら、高性能を発揮するSnapdragon 8 Gen 3チップセット
  • 画面の欠けがない6.8インチUDCディスプレイ
  • 520Hzショルダートリガーによる正確なゲーム操作
  • 効率的な9層ICE-X冷却システム
  • 6,000mAhの大容量バッテリーと80W高速充電
  • 8万円台から始まるリーズナブルな価格設定

短所

  • 従来の空冷ファンがないため、長時間のゲームでは別売りクーラーが必要な場合も
  • 画面下カメラ(UDC)は、通常のフロントカメラに比べると画質が若干劣る
  • 日本での知名度がまだ低く、修理やサポート面での不安がある

総合的に見て、REDMAGIC 10 Airは「薄型でパワフル」という、これまでのゲーミングスマホにはなかった魅力を持っています。ゲーム専用機としてだけでなく、普段使いのメインスマホとしても違和感なく使えるため、「ゲーミングスマホが欲しいけど、日常使いにも支障がないものを」と考えているユーザーには最適な選択肢と言えるでしょう。

特に8万円台で購入できる12GB RAMモデルは、コストパフォーマンスに優れており、「ゲーミングスマホデビュー」にぴったりです。より快適な体験を求めるヘビーユーザーには16GB RAMモデルがおすすめで、将来的なゲームの進化にも余裕を持って対応できます。

REDMAGIC 10 Airは、ゲーミングスマホの概念を変えるモデルとして、多くのゲーマーの心を掴むことでしょう。薄型軽量でありながら妥協のない性能を実現した、真のゲーミングスマートフォンと言えます。

まとめ:新時代のゲーミングスマホ、REDMAGIC 10 Air

REDMAGIC 10 Airは、ゲーミングスマホの新たな可能性を示す革新的なモデルです。これまでのゲーミングスマホにありがちだった「厚くて重い」というデメリットを解消し、日常使いにも適した薄型軽量ボディを実現しました。

それでいて、Snapdragon 8 Gen 3チップセット、520Hzショルダートリガー、120Hzリフレッシュレート対応ディスプレイなど、ゲーマーが求める高性能と専用機能を惜しみなく詰め込んでいます。

さらに6,000mAhの大容量バッテリーと80W高速充電、効率的な9層ICE-X冷却システムにより、長時間のゲームプレイも快適に行えます。

8万円台から始まるリーズナブルな価格設定も魅力的で、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。

「ゲーミングスマホを使いたいけど、日常使いにも支障がないものを」と考えているユーザーや、「ハイエンドゲーミングスマホに初めて手を出してみたい」というユーザーにとって、REDMAGIC 10 Airは最適な選択と言えるでしょう。

薄型軽量でありながら妥協のない性能を実現した、真のゲーミングスマートフォンとして、REDMAGIC 10 Airをぜひ体験してみてください。ゲームの世界がさらに広がること間違いなしです。

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